ヨシナシゴトの捌け口

独り言の欠片をひたすら拾う。繋ぎ合わせもしない。

Entries from 2017-04-01 to 1 month

散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき ー 伊勢物語 八十二, 詠み人知らず 今年も桜が咲いていた。道行く人が思わず立ち止まり上を見上げる、そんな季節だった。入院中、幾度となく歩いた鴨川も、仄かな桃色で彩られていた。凍てつく…